京漬物の亀蔵ではこれまでお漬物をあまり食べてこなかった若い方や女性向けにスパイスやハーブを使用した漬物を開発しています。
スパイスやハーブを使ったお漬物って、もしかして世界初?
ここでは、 「スパイスを使ったお漬物開発」の模様を順次掲載していきますのでご覧ください。
スパイス・ハーブを使った漬物開発プロジェクト その-1
普通の漬物に使う食材は、大根や白菜などの野菜や塩・酢・砂糖くらいです。
スパイスやハーブなどは初めて使う食材がほとんどで、戸惑いと失敗の連続です。
◆ バジルの花はお漬物になるのか!?
こちらは珍しいバジルの花。
バジルの葉より香りも強く、見た目もかわいらしいのですが、果たしてお漬物に合うのかどうか?
◆ 商品が完成
袋詰めや瓶詰めなど色々試した結果・・・
まず一つ目の商品が完成しました!
◆ これは何でしょうか?
これは何だと思いますか?
ピクルス?
はい、ピクルスなのですが、「京野菜ピクルス」なんです!
聖護院大根、金時人参、すぐきなど京野菜をピクルスにしてみました。
そして味付けは、亀蔵特製の甘酢をベースに、バジルパウダーとペッパーとジンジャーで、スパイスとハーブの味を効かせました!
まだまだ、細かい配合比などは詰めてていきますが、とりあえずが、とりあえず、
「スパイス・ハーブを使った漬物」の第一弾の完成です!
スパイス・ハーブを使った漬物開発プロジェクト その-2
亀蔵では現在、スパイスやハーブを使用した漬物を開発していますが、新しい商品が完成しました。
こちらです!
◆ 亀蔵の代名詞といえば、なかなか他にはないトマトの漬物!
今でも若い女性に人気の商品なのですが、スパイスやハーブを使った漬物としてアレンジするために、かなり試行錯誤しました。
タイム、レモングラス、フレッシュコリアンダーから、フレッシュグリーンチリ、 ドライオレガノ、ブラックペパー、ピンクペパー、ライム、ニンニクまで、 様々なスパイス・ハーブの組み合わせを試しましたが、
なかなか合うものが見つからず・・・。
しかし、答えは意外なところにありました。
正解はジンジャー。
ジンジャーと聞くと、「ん? なに?」と思うかもしれませんが、分かりやすく言うと「生姜」です。
日本ではお寿司の時の「ガリ」として、漬物としてもおなじみの食材なのですが、これがトマトとの相性が抜群でした!
日本でも知られているこの生姜ですが、スパイスの本場インドでも、 紀元前から栽培されていたと言われていて、1世紀頃のインドの料理書にも 載っているそうです。
千年ほど前のヨーロッパでは貴族しか食べることができない貴重なスパイスで、 胡椒と共に珍重されていたそうです。
しかし、いざジンジャーを使用すると決まっても、「切り方」「大きさ」「量」など、様々なパターンを試さないといけません。これがまた大変な作業。
作っては試食の繰り返し、で製造責任者も営業担当者も色んなパターンのものを食べまくりましたが・・・。
最終的にジンジャーをどのような形で入れるのかも決定し、甘酢も生姜の風味に負けないようにアレンジして、ようやく商品化できそうなレベルのものが完成しました!
スパイス・ハーブを使った漬物開発プロジェクト その-3
亀蔵で開発中のスパイスやハーブを使用した漬物ですが、製造責任者と営業担当者の間で色々と意見交換をした結果、3つ目の新商品は、やはり「王道のものを作りたい」ということになりました。
◆ トマトとバジルとチーズを使ったサラダ「カプレーゼ」
トマトとのハーブとの組み合わせで、王道のものといえば、 トマトとバジルとチーズを使ったサラダ「カプレーゼ」。
本場イタリアでは、前菜やお酒のおつまみとして、大人気の定番中の定番メニューでもあるそうです。
亀蔵も「漬物をご飯のお供としてだけでなく、前菜やおつまみとして食べてもらいたい」と考えているので、この組み合わせで「漬物」として作ってみようということになりましたが、これがまた悪戦苦闘。
元々有名な料理なだけに、みんなその美味しさを知っているので、この組み合わせで美味しくなかったら、より期待外れ感が増すのです・・・。
こちらも様々な配合や配分を試した結果、このようなものが完成しました!
トマトとバジルのお漬物です!
モッツァレラチーズはお好みで市販品をお入れください。
見た感じ、そのまま「カプレーゼ」ですが、これも立派なお漬物。
京都の千鳥酢というお酢がベースの甘酢漬けです。
試作品も完成し、あとは各会社様へのリサーチなどを経て、食品展示会でお披露目となります。
そして、展示会での意見をフィードバックし、さらに改良を重ねて、その後晴れて商品化となります!